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FXの取引事例 -- 米ドルを「買う」

 FXでは、証拠金(担保)を預けることにより投資金額以上の取引をすることが可能となります。
これはFXの大きな魅力と言えます。

 今回の取引事例では、委託証拠金率(取引金額に対してどれくらい証拠金=担保を入れるか)を10%として計算してみます。

 普通に考えれば、1ドル110円で10万ドル購入ですから、
110円 × 100,000 = 11,000,000円
というとても大きな資金が必要になります。
しかし、今回の例では10%の委託証拠金(担保)を預ければ良いわけですから、
110円 × 100,000 × 10% = 1,100,000円
の資金で1100万円分の取引が可能となるわけです。
必要な資金は1/10、すなわちレバレッジ効果は10倍ということになります。

では、実際の取引例を見てみましょう。


 6月1日、A君は1ドル110円の時にドルを10万ドル買いました。そして、A君の読み通りドルが上昇しました。
6月20日には1ドル115円となり、そのタイミングでA君は全てのドルを売却しました。

この結果を図でみてみましょう。

見事に50万円の大きな利益が得ることができました!

もし、レバレッジ効果のない取引(例えば外貨預金など)なら、110万円の投資金額では1,000ドル分(1,100,000÷110)しか購入出来ず、利益も50,000円だけになってしまいます。したがって今回の取引では、FXの特徴であるレバレッジ効果が良い方向に作用した、理想的な取引であることが分かります。

 しかし、先のページでも少しお話した通り、レバレッジ効果はマイナス方向にも同じだけ作用する可能性がありますので注意が必要です。

 では、実際にマイナスのレバレッジ効果を受けてしまったB君のケースを図で見てみましょう。

 A君とは逆に、B君は読みが外れドルが下落してしまいました。50万円の痛い損失です。
レバレッジが効かなければ、110万円の投資金額に対して、50,000円の損失で済んだわけですが、B君の取引では、マイナス方向へ10倍のレバレッジが効いてしまい、50万円もの損失となってしまったわけです。

 FXではご覧いただいたように、大きな利益を得るチャンスと大きな損失を被るリスクが隣り合わせです。
しかし、投資金額はもちろんのこと、レバレッジもある程度のコントロールができますので、無理のない範囲で取引をするよう心がけましょう。

 それでは次の事例をみてみましょう。
今度は、「買い」ではなく「売り」から入る取引事例を紹介します。